にじいろのへびのモノがたり

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お墓参り 

2006.11.04

日帰り富山・2

タクシーで母の故郷八尾町に向かった。「おわら風の盆」でちょっと有名な町だ。
タクシーの窓から吹いてくる風がやわらかい。なんだかほんのり甘いいい匂いだ。
自然が本当に豊かなのだな。これがほんとの空気の匂いだと思う。
途中の八百屋で花を買う。八尾の町には花屋がない。
それはあちこちに花なんかいくらでも咲いているから。庭先で手に入るのだ。
八百屋の柿が美味しそうだったな。
柿

知人に挨拶を済ませ、山に墓参りに行くことを告げると「熊に気を付けろ」と言われた。
夏場はマムシに注意が必要だそうだ。くわばらくわばら。
お墓への道 お墓 DSC05754.jpg
城ヶ山の脇道を上がると、母の家のお墓。ここはとても気持ちのいい場所だ。
陽が当たって草花が生き生きとして、蝶々が飛んでいる。
お墓は町を見下ろす木陰にあって、かつての家の家紋が見える。
隠しておいた竹箒を使って、積もった落ち葉をざざぁざざぁと掃く。竹箒の機能性に感心する。
掃除をしてお水をあげて花をそえ、曾祖父母の好きだった煙草やお酒を供える。
祖母の好きだったお菓子を忘れてきたので、サンドイッチの残りを置いた。
そしてお参り。来れなかった父と弟の分も。

このお墓には沢山の人が入っている。位牌には十二代前まで名前が連なっているから、
おそらく100人以上、もしかしたらその倍くらいご先祖様が眠っているという。
改めてその数を聞いて驚いた。
母が一人っ子でお嫁に出てしまったから、もうここに入る人はいない。女系家族の宿命だ。
ここにお墓参りに来るのは、将来多分私が最後だろう、と思う。
私がこどもに恵まれたとしても、顔も見たことのない人たちの墓参りを強要する気はないから。
こどもが、この町の素晴らしさと一族の愛情を受け取めてくれればいいが。
今面倒を見てくれている町の知人たちも、もうお年寄りばかりだし。
私が年を取ってここまで来ることができなくなったら、
この墓は苔むして、草に埋もれていくのかもしれない。
想像するととても哀しい。最後を見るのは哀しい。だけど、だからこそ続ける。
お墓参りは私の生の、大切な仕事のひとつだと思っているのだ。

ああそう言えば、遺灰の置いてある扉を開けたら、ヤモリと蜘蛛がいたな。
門番してくれているみたい。
DSC05751.jpg



 

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にじいろのへび

Author:にじいろのへび
東京在住。絵本屋勤務。
3月生まれ魚座B型。
ここは知人に内緒のブログ。日々出会う小さな愛しきモノたちについて語っています。コメント・リンク・TBetcお気軽に。

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2011年2月14日女の子出産。上がったり下がったり試行錯誤の日々徒然を「育児日記」にて記録中。
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