日々出会う小さな愛しきモノたちについて綴っています
にじいろのへびのモノがたり
南の島
2008年 09月 15日 (月) 15:14 | 編集
スウェプト・アウェイスウェプト・アウェイ
(2006/11/29)
マドンナアドリアーノ・ジャンニーニ

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何日かかけて、たらたらと1本のDVDを見ていた。「SWEPT AWAY スウェプト・アウェイ」。
大好きなガイ・リッチーが監督。主演は彼の妻のマドンナ。舞台は南の島。
高慢ちきな金持ちマダムと田舎者の漁師が漂流して…というお話。昔の作品のリメイク版だとか。
ガイ・リッチーの作品としては一般的な評価はあまり高くないのだが、
個人的な好みに近く、まあ楽しめた。
海の風景や無人島での暮らしっぷりが気持ちよかったし、冒頭の田舎者いじめが痛快だし、
何よりマドンナだし。好き嫌いはともかくとしても、やっぱり興味深いキャラだ。…面白い。
特典メニューのガイ・リッチーとマドンナの夫婦対談も楽しかった。マドンナ強え。
妻・嫁・我が子の母がマドンナって…やっぱりすげえよな。野次馬心も沸き立つもんだ。
船の料理人たちも良かった。おなじみのガイ・リッチー的キャラ。明るいお馬鹿。
欧米女子のゴージャスな身体つきも堪能した。すてき。そして遠い。
ぶっちゃけ単純なラブ・ストーリーで、すご〜く良い作品ではないのだが、
しばらく経って忘れた頃に見直すだろうと思う。多分、海が恋しくなった頃。

さて南の島と言えば、私は明日から旅行にでかける。日本の南の島へ。
しかし台風が停滞しているせいで、色々と不安がいっぱい。
先に送った荷物も予定日に届いていない。明日も果たして空港に着陸できるのか。
無事に辿り着いても、海は荒れて、透明度も低いだろう。それどころか泳げないかも。
さらに体調も絶不調。女子の体が辛い。精神も不安定。今回のPMSはひどい。
かなり前途多難。でもキャンセルはしない。と思う。
とりあえず人の少ないところで、ゆっくりしてくるつもり。きれいな空気を吸ってこよう。
どうぞ無事に平和に、過ごせますように。

 
めがね
2008年 09月 01日 (月) 13:59 | 編集
さて9月が始まった。
朝、小学生たちが登校していくのが見えた。ははは可哀想&がんばれ〜と思った。
昼頃、エレベーターの前で、大雨に遭ってびしょ濡れになった女子高校生に笑いかけられた。
「びちょびちょになっちゃった〜えへへ」みたいな感じで。始業式の帰りだろう。可愛かった。
そんな9月の始まり。

昨夜は結局、激しい夕立に遭って、遊びに行くのは断念した。
代わりにDVDを借りてきた。今回選んだのは、見逃していた「めがね」。南の島の旅人の話。
お酒を飲みながらたらたらと見ていたが、思惑通り、まったりさせられてしまった。以下感想羅列。

建物や洋服がキレイ過ぎる/ご飯は丁寧に作ろう/沖縄のかき氷ぜんざい食べたい/豆食べたい
女性の映画だが、男性二人が素敵だった/小林聡美の寝顔が美しかった・胸が無かった
もたいまさこ素敵/なぜ市川実日子?/メルシー体操したい・ちょっとやってみた
島の映画なのに海があまり映らない・監督は山派の人なのかも/サントラちょっと欲しい
登場人物たちの特別意識は嫌い「普通の人には…云々」って言っちゃうあたり/
でも本当はあそこの場所に私も辿り着いてみたい 等々

普通に面白かった。気持ちよかった。
前作「かもめ食堂」よりこちらの方が好きだと思う。多分舞台が親しみやすいから。日本の島。
でもこれ系のまったりなちゅらるなモノって、どうも「大好き」って言えない。
多分いい子ちゃん過ぎるから。私のひねくれ部分が反発するのだと思う。
多少の毒があるくらいの方が、私には合っているみたい。
いや、面白かったんですけど。
今朝も2回目見たし。多分いつかまた見るだろうし。メルシー体操の動画とか探しちゃうだろうし。

めがね(3枚組)めがね(3枚組)
(2008/03/19)
小林聡美

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さざん
2008年 08月 25日 (月) 11:43 | 編集
夏休み後半の週末は、各地で遊びがいっぱいだった。
福生の基地の友好祭、多摩川花火、高円寺阿波踊り…行きたいイベントが沢山あった。
父は北海道競馬旅行、母は都内リッツ、弟夫婦は帝国ホテルでお泊り…優雅。
私は一人でお留守番&仕事だった。
いいなあ皆遊んでて!と思いつつ。働く場所がある幸せよと自分を慰めつつ。

ばりばり働いて、すっきりした気分でお家に帰り、
夜はテレビでサザン・オールスターズの30周年記念ライブのダイジェスト番組を見た。
活動休止前の最後のライブ、すごく良かった。熱くなった。
帰宅した両親も一緒に見た。父は鼻歌なんか歌ってた。
父はサザン好き。結構ロマンチストな人なのだ。色恋に熱いし。
私もサザンが好きだ。なんつうか、心に根付いているっていうか。
一曲一曲に、マイ青春のいろいろな場面がよみがえる。
こういう人が沢山いるんだろうな。だからとても人気があるんだろうな。

改めて桑田圭佑はすごいと思う。日本の大ポップスターだ。
洒落た言葉遊びも面白いが、ありふれた言葉で心に沁みる情景を描き出せるのがすごい。
かんたんな言葉で、大切なことを伝えてくれる人が好きだ。本当にすごいと思う。

名曲の数々が流れたが、私のいちばん好きな歌はやっぱり「希望の轍」だな、と再確認した。
今日も朝から口ずさむのは、サザン。とにかく感動したのだ。ライブ、行きたかったなああ!!!
涼しく秋の到来を感じる東京だが、私の夏はまだまだ続く。サザン万歳、夏万歳、だ。



 
WORLD HAPPINESS
2008年 08月 12日 (火) 21:25 | 編集
WORLD HAPPINESS

今夏はエゾロックRSRは諦めた。残念ながら。
お盆期間だし、他の予定が入り込んできたし、好きなアーティストが少なかったから。
でもあの音楽祭の雰囲気は味わいたいと思い、東京近場のフェスに出かけることにした。

そんなわけで日曜日は夢の島公園陸上競技場へ。電車に乗ってぶらぶら一時間ばかり。
高橋幸宏×信藤三雄企画の「WORLD HAPPINESS」。
HASYMO(YMOメンバー)など登場の、渋い豪華ラインナップだ。
一度見てみたかった、興味深いアーティストが沢山いたので、参加。
ゆらゆらユルめの大人フェス。「ラブでピースでハピネスな東京の夏フェス!」なんてな。
たまにはこんなのも良い。以下感想羅列。

WORLD HAPPINESS

 ♪スカパラ→盛り上がってた。確かに楽しい。
         でも彼らを見る度、昔の方がクールでかっこよかった気がするなと思っちゃう。
         なんて言うのは、おばちゃんの戯言…やばいやばい。

 ♪鈴木慶一fet,曽我部恵一→かっこよかった!鈴木慶一。
         今までCDを聞くばかりだったけれど、生声素敵だった。迫力あった。
         「月にハートを返してもらいに」聴けた。
         曽我部さんも初見。サニーデイ好きでよく聞いてたよ。
         雰囲気作るなあ。でもおじさんになっちゃったんだなあ、と。
 
 ♪pupa→原田知世、あぁまあ可愛いよねえと思いつつ。
       ココナツカクテルかき氷のアルコールがまわって、流し聞き。そんで眠っちゃう。
       素敵な音楽を聴きながら、大地の上で昼寝ってのも、贅沢〜。

 ♪BONNIE PINK→一服したり、散歩したりしながら、流し聞き。
       ここらあたりまで、レフトステージの方も流し聞き。よく知らない人たちだったから。

 ♪リリー・フランキー→語りと歌と。面白かった。低い話し声も心地よくて、なんか耳を傾けちゃう。
       最後は「こどもたちのために」なんつて、おでんくんも登場。ほんわかムード。

 ♪GANGA ZUMBA→宮沢和史ボーカル、あとは高野寛とかのバンド。へ〜。
       ラテンあり、ディスコ調ありで、賑やかで楽しかった。

 ♪NRT320&野宮真貴→野宮真貴!彼女が見たくて、ステージ前方まで出向いちゃったよ。
       学生時代、フリッパーズギターとピチカートファイブ、好きだったんだよなあ渋谷系。
       美しかった〜。青と緑のドレスに、モヒカンみたいな髪型で。
       ふぉとじぇにっく、ってのかしら。おしゃれ女王、おしゃれ女神だな。感動!       
       彼女についてはまた改めて書こう、っと。
       「QUEEN of CHINA TOWN」とか、そんな可愛い歌うたってた。

 ♪シーナ&ロケッツ→ロケンロール!「レモンティー」歌ってくれた!鮎川誠、面白かっこいい〜。

 ♪東京ブラボー→80年代〜。面白かった。当時の雰囲気をよみがえらせてくれる感じで。
       故赤塚先生にと「ひみつのアッコちゃん」なんかも織り交ぜて。
       近田春夫キャンセルが大変残念だった。

 ♪HASYMO→いや、もうメイン。彼らを見てみたかった。聴いてみたかった。
       そして聴いてみたら、すごく良かった。音楽だけであんなに楽しめるなんて。
       ゆらゆら体を踊らせて、思わず夜空を見上げたよ。気持ちよかった!
       WARとかPEACEとか、そんなのについての映像も凄かった。
       持参のオペラグラスで、しっかりとメッセージを読んだよ。
       そういうこと言ってるのは知ってたけれど、ちゃんと作品として見れて良かったと思う。
       私は細野さんの音や歌が好きだけれど、いややっぱ、教授もかっこいいなあ〜と。
       アンコールで「ライディーン」演ってくれた!わ〜い生音で聴いちゃった。

帰り道、東京湾で打ち上がった花火が見えた。フェスは大満足。すごく楽しかった。
強いて言えば、ブロック分けもいいけど、やっぱりステージ前はスタンディングスペースが
良かったな。がんがん踊りたい時と、まったりしたい時と、メリハリつけて楽しみたい。

提灯まる

地元吉祥寺に戻ってから、ビストロ居酒屋提灯まるにて、軽く飲み。
牛スジ煮込み、茄子の煮浸し、牛のタタキなど頂いた。小皿だけど味が濃い目で、美味しかった。
ここの料理は、なんだか私の作る味とちょっと似てる、なんて思ったり。
ふわふわ浮かれ気分で、美味いもの食べて、こちらも大満足。

最後にちょっとおまけ。
HASYMOのライディーンがとても良かったので、youtubeとか貼り付けてみる。
そうそう、このCM、贅沢だな〜かっこいいなあ〜と思いながら見てたんだった。
ビールは麒麟派だから、ちょうど良し。



 
       
小澤征爾さん
2008年 04月 14日 (月) 09:43 | 編集
社交デイ・1

小澤征爾オネーギン

日曜日は両親とともに、上野にて開催中の「東京のオペラの森」へ。
東京文化会館にて、小澤征爾指揮によるチャイコフスキーのオペラ「オネーギン」を観てきた。
2階のレトロかわいい精養軒のレストランで軽食を頂いてから、観劇。
私にとっては初めてのオペラ。退屈しないか寝ちゃわないか、ちょっと不安だった。

「オネーギン」は元々プーシキンの原作だとか。
モテ男オネーギンとその友人と二人の姉妹が登場するロシアのラブ・ストーリー。
解り易いお話だったので、初心者の私でも充分楽しむ事ができた。面白かった!
本来オネーギンは苦悩する現代社会の青年らしいが、
この劇の中ではただのバカ男にしか見えなかった。演出とか配役の問題なんだろうな。
役者さんは色気たっぷりの大柄な男性だったのだけれど。
ヒロイン・タチヤーナが代役の出演だったのだが、美人の役者さんで、とても頑張っていて、
オペラ歌手にしては細身の体なのにさすがの声量で、良かった。好感が持てた。
初めてのオペラで、劇や演奏の良し悪しは比較できず分からないのだが、それでも面白かった。
「オネーギン」の結末も爽快。多分女子はある種の快感を感じるはず。

何より一度聞いてみたかった見てみたかった小澤征爾さん指揮による演奏を体験できて良かった。
指揮棒を振りながら、彼の白い髪がふわふわ跳ねるのを見たよ。
にこにこ笑ってお辞儀してた。かわいい素敵な人だなあ。
ラストのカーテンコールがおかしなくらい何度も続いて、
最後には出演者も観客もはははと笑っていた。可笑しかったな。

オペラの会場は、昼間とは言え、やはりゴージャスだった。皆それなりにちゃんとドレスアップ。
寒かったけれど頑張って、ヒールの高い靴を履いて行ってよかった。
有名人もちらほらいたりして、
母は入江美樹さんとかSONYの誰某だとか小泉元総理とかを見つけてた。相変わらず目ざとい。
小泉元総理、あとちょっとというところで、私は見逃してしまった。残念。

帰りにショップでピアノの鍵盤柄のエコ・バッグを購入。貰ったパンフレットを入れるため。
楽器とか音譜とかをモチーフにしたかわいいものが色々売っていた。
こういうレトロな場所のお土産処って好き。ちょっとレアなかわいいものがみつかるよなあ。

鍵盤バッグ

 
非現実の王国で
2008年 04月 12日 (土) 11:41 | 編集
シネマライズ

先日は映画を見に、渋谷シネマライズへ。「非現実の王国で/ヘンリー・ダーガーの謎」。
昨春、原美術館にて彼の展覧会を見ていたので、その締めに。

ダーガーはいわゆるアウトサイダー・アーティストだ。
精神障害だが知的障害だかのために、少年時代を施設で過ごすが脱走。
その後は病院の清掃夫として静かに孤独な一生を送った。1973年死去。
彼が死ぬ間際、部屋から発見されたのは、一万五千頁の物語と数百枚の挿絵。
その物語は、「恐らくは史上最も長い壮大な叙事詩」だそうだ。
挿絵は色彩豊かできれいだ。技術が優れているがゆえに、残酷なグロテスクな描写もすごい。
ヴィヴィアン・ガールズと名づけられた少女たちにはペニスが付いている。
軍を率いるその7人の少女は、無垢な象徴的な存在で、神に遣わされた戦士のような役割だ。

ダーガーは、少し気味悪く、哀しくて、印象深い。
その生涯に興味があったので、このドキュメンタリー映画を観てみた。
かつての隣人たちがダーガーについて語っているのだが、
予想外にも彼らの言葉や表情は穏やかで、ネガティブな感情は受けなかった。
少し奇妙なところはあるにしても、ただの静かな穏やかな引きこもりの老人だったようだ。
そんな彼が小さな部屋で、まさに「非現実の王国」を作り上げていたなんてすごい、ゾクゾクする。
彼の現実は、頭の中に作り上げた世界の方がリアルだったのかもしれない。

少女たちにペニスが付いているのは、性的な知識が未熟だったからではないか、と言われている。
男性と女性との違いを知らなかったのだ。
知識の無い彼の描いた世界は、性と死というか、エロスとタナトスというか、
そういう根源的なものにダイレクトに触れてしまうようで、気持ちが悪いのに、すごく惹かれる。

1時間半の映画はあっという間に終わってしまった。面白かったのだと思う。
彼の絵がアニメーションとして動くのはどうかと思ったが、
原美術館の展示では解りづらかった、ヴィヴィアン・ガールズのストーリーが追えたのが良かった。

映画ダーガー

帰りにダーガーのポストカードを3枚買った。このカードは誰かに送ったりはしないと思う。
部屋に飾っても、なんだか若干の嫌悪感を伴ってしまい微妙なのだが、
でも美しい絵なのだ。気持ち悪いのに、すごく惹かれるのだ。

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国でヘンリー・ダーガー 非現実の王国で
(2000/05)
ジョン・M. マグレガー

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LOCK,STOCK&…
2008年 04月 08日 (火) 14:36 | 編集
ロック、ストック&ワン・ビッグ・ブロックロック、ストック&ワン・ビッグ・ブロック
(2002/05/10)
スコット・マスレン、ダニエル・カルタジローン 他

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昨日とはうってかわって暴力的な映画の話。

ガイ・リッチー監督の「ロック、ストック&…」のテレビ版シリーズ、DVD3枚をやっと見終わった。
エアロバイクをこぎながら、一日30分くらいずつ見ていた。
やっぱり面白かった!かっこよかったし、爽快だった。
出てくるのは、マフィア・チンピラ・ヤク中・泥棒etc、ロンドンのろくでなしバカばっかり。
ブツをめぐって毎回大暴れ大混乱のぐちゃぐちゃ。
人もばんばん死んじゃう。蜂の巣にされたり拷問されたりして、簡単に殺されちゃう。
人が殺される映像は嫌いなはずなのだが、不快を通り越して、笑っちゃうくらいだ。
登場人物が皆キャラ立ってるのもすごく良い。マンガみたいにいい顔してる。立派な悪人ヅラ。
女性は殆ど登場しないのだが、少数の彼女たちは蓮っ葉なビッチばっかりで、それも楽しい。
やっぱりボスのマイアミ・バイスがかっこよかったな〜。ハゲの親爺なのに。
お付きのスリー・フィートとの組み合わせも良かった。
テンポよく、音楽とかファッションとかも楽しめるのがこのシリーズのいいところ。ロンドン!

他のガイ・リッチー作品も見直したくなって、DVDボックスもつい買っちゃった。
「スナッチ」も映画版「ロック・ストック&…」も大好きだったんだよな。
監督の奥さんのマドンナ主演の映画も入っているのだ。舞台は無人島だとか。楽しみ。
ガイ・リッチー作品好きだ。かっちょいい!

ガイ・リッチー・フィルムズ (3枚組DVDボックス)ガイ・リッチー・フィルムズ (3枚組DVDボックス)
(2003/11/28)
ガイ・リッチー

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桜の髪飾り
2008年 04月 02日 (水) 10:58 | 編集
陸上競技場

強風快晴の日、地元近所の桜を見て歩いた。
小さい頃からお馴染みの武蔵野中央公園グリーンパークに車を停めて、原っぱを半周、
並木道を抜けて市役所へ、陸上競技場をひとまわりして、三鷹通りをてくてく歩いた。
桜並木の満開花見コースだ。
昨夜からの強風のため、道端には桜の枝が幾つもその形を保ったまま落ちていた。
わーいと拾いながら歩いた。しばらくするとしんなりしてしまったが、しばしの花見
花を持って歩くのってうれしいものだ。心弾む。

桜の枝

車に乗って千川上水沿いをしばらく走り、かつての桜堤団地へ行ってみる。
近年一掃改築されて、今では桜堤庭園とかいう豪華な巨大マンション群になっていた。
行政上治安上の問題が色々あるのだろうが、以前の古びた団地群の方がずっと素敵だった。
人気の無いさびれた団地群と、人気に侵されず満開に咲き乱れた桜の組み合わせが
狂的に美しかったのだ。夜は怖いくらい。
ちなみにものすごい心霊写真もここで撮ったことがある。その話はまた後日。
もし映画監督だったら絶対ロケ地に使う!と思ったくらい、印象的な場所だったのに。
残念でならない、と他所者の傲慢で思う。今は無き思い出の風景。

青空快晴

そのまま近くの小金井公園へ行く。ツレの実家のすぐ近く。彼にとってのお馴染みの場所。
平日の昼間だというのに賑わっていて、家族連れ・カップル・お年よりたちが
強風にもめげず、花見宴会を催していた。
1本のワインボトルと少しの肴を持って、ささやかな花見をしているカップルがいて、
いいな〜楽しそうと横目で見た。気軽にちまっと濃厚に花見ってのがいい。
公園の西側は人も少なく静かで、緑の柔らかな芝生と満開の桜と暖かな木漏れ日が美しかった。
小金井公園で花見をするなら西側だな、と心に留めておいた。
拾った桜をツレの頭に挿して遊んだ。桜の髪飾り。侍顔だから案外似合って可愛かった。
有名な桜名所も良いが、小さい頃から慣れ親しんだ木を見て歩くのも良いもんだ。
毎年見たい桜たち、だ。

桜の髪飾り

ちなみにこの日のおやつは、マックシェイクのチョコレート味Sサイズ。
屋台のソフトクリームも捨て難かったのだが、なんだかやけにシェイクが飲みたかったのだ。
久しぶりのマクドナルド。久しぶりのジャンク。美味しかった。100円って、今は安いんだなあ。

 
夜桜花見
2008年 03月 27日 (木) 19:43 | 編集
菓子屋横丁

昨日ぱあっと一気に桜が開いた。日当たりの桜は満開。
浮かれ気分も手伝って、散歩がてら川越までお墓参りに行った。父方の田舎。
お彼岸にお参りできなかったから。祖父祖母に久しぶりのご挨拶。
墓参りを終えて、すぐ裏の菓子屋横丁へ行き、紫芋ソフトクリームを食べる。芋の町、川越。美味し。
小さい頃からお馴染みの町なので、今更小江戸観光をすることもなく、
美味しいものくらいお土産に買っていこうとぶらぶら歩く。
が、お目当ての豆腐屋も団子屋も休日。平日の観光地は注意が必要だとしょんぼり思った。
目的の一つのお醤油は、とりあえず買うことができた。
名物である団子も諦めきれず、醤油屋の隣の団子屋で仕方なしに10本ほど買い求める。
醤油味の焼き団子。ここの団子は大きく丸くむっちりしていた。1本70円。ちょっと高め。
私が小さい頃から馴染んでいた焼き団子は、看板も出していない小さなお店のもので、
固めで引き締まった辛口だった。長年続けてきた手作りの、串刺しの小さなお団子。
「やっぱり、違うのね…」と、たかが団子の明確な個性をしみじみと感じた。
ツレに美味しいやつを食べさせてあげたかったなあ。

ちょっと残念な川越散策だったが、偶然同じ日に墓参りに来ていた弟夫婦と落ち合うことができた。
これでプラスマイナスゼロとする。ラブリーベイビーと戯れ、東京に戻った。

腹ぺこ大泣きベイビー

桜満開の浮かれ気分で、夜は急遽地元にて仲間たちと花見
酒と肴を買い求めて、自転車で井の頭公園へ向かった。
寒い池の傍はまだ開いていないのではないかと危惧したが、
桜は八分咲きくらい。花見をするには充分だった。
公園内には桜を求めてやってきた人が沢山いた。が、まだうるさいほどではなかった。
花見を待ちわびて来た人々といった感じで、なんだか微笑ましかった。
自転車で集まってきた仲間は男子3人女子2人。
酒はワインと焼酎、肴はスーパーで買い求めたお惣菜など、ささやかな花見だったが、
急な呼び出しにもちゃんと集まってくる友人たちの存在を有難く思う。
いやただの酒好きなんだけどね。
D君はいつもガラスのグラスを人数分持ってきてくれる。
やっぱりまともなグラスで飲む酒は美味いのだ。紙コップとは段違いの差なのだ。
N君はお湯割用のバーナーと防寒用のダンボールを持ってきてくれた。いい子たちだなあ!

ブランケットと厚手の靴下とカイロを持って行ったのだが、
夜9時を過ぎた辺りから急激に冷え込みが増し、結局泣きそうになりながら家へ帰った。
やはり花見を楽しむにはダウンジャケットじゃないとダメだと再確認した。次回は必ず。
それでも桜満開初日一番乗りの気持ちで、楽しい花見であった。
仲間たちとの他愛も無い話が楽しい花見だ。猫喫茶とかの話をした。夜桜。

桜開いた

 
8 1/2
2008年 03月 26日 (水) 09:40 | 編集
フェリーニ 8

最近生活が乱れ気味。生活時間がぐちゃぐちゃ。ホルモン関係云々のせい。
昨夜は午前3時から、夜が明けるまで映画を見てしまった。
空が白んで鳥が鳴いていた。桜も咲いていた。明け方。

フェリーニの「8 1/2」を見た。追い詰められた映画監督のお話。
1年に一度くらい、つまり何度も繰り返し見ている作品。
もしかしたら、いちばん好きな映画かもしれない。多分きっとそう。

いちばん初めに見たのは大学生の時だった。
フェリーニ研究家の教授の授業で、一年を通してフェリーニの映画を沢山見せてもらったのだ。
「『8 1/2』は監督の転換期の作品である」云々のテーマでレポートも書いた。
授業を受けていなかったら、レポートを書かなかったら、
フェリーニの映画の良さは分からなかったと思う。少なくとも、当時の私には難解だった。
教授の手ほどきがあったおかげで、
象徴の面白さやニーノ・ロータの音楽の素晴らしさを知ることができた。

「8 1/2」は素晴らしい映画だ。今回も涙がこぼれた。ラストシーン素晴らしすぎる。
決して皆が泣くような映画ではない、お涙ちょうだいものではない。
けれど、私の心の琴線に触れるのだ。毎回見る度泣いてしまう。
でこぼこでちぐはぐで混乱した人生の中で、ある時一瞬ぱっと「分かる」時がくるのだ。
人生と愛を受け入れることができる瞬間。
そのことを映像で、あんな手法で、表現したフェリーニはすごい。すごすぎる。

そしてマルチェロ・マストロヤンニ、かっこよすぎ。なんてハンサム。
「グロリア」という女性のタイトスカート姿が素敵過ぎ。憧れた。
「8 1/2」は今年の5月にやっとDVDで発売されるらしい。絶対買おうと心に決めた。
この機会にフェリーニ作品を色々と見ようと思った。全作品のうちまだ半分くらいしか見ていないし。
まだ見ていない作品があるって幸せなことだ。ささやかな人生のお楽しみだ。

 8 1/2 愛蔵版

 
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